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ベトナム人実習生グエンさんに優良賞 日本語作文コンクール

 松本市並柳2のパン専門店・スイート並柳店で働くベトナム人技能実習生、グエン・ティ・タイン・チャンさん(25)の作文がこのほど、国際人材協力機構(JITCO)主催の「第28回外国人技能実習生・研修生日本語作文コンクール」で優良賞に選ばれた。仕事のやりがいや日本で出会った人たちとの思い出を、自筆の日本語で原稿用紙3枚にしたためた。

 グエンさんは平成30(2018)年に来日し、スイートでパン製造の技術を学んでいる。手先が器用で、スイート総務部の森啓太朗さん(44)は「チャンさんのサンドイッチや三日月形のパンは仕上がりがきれい」と仕事ぶりに太鼓判を押す。
 「私が24歳の時」と題した作文では、日本の友人の支えで昨年祖父を亡くした悲しみを乗り越えた経験を振り返り「周りの人たちと手を取り合い希望をもって一生懸命生きていくことが大切」とつづった。雪を生まれて初めて見た感動や、自分で作ったパンが人に食べてもらえる喜びも書いている。
 グエンさんは受賞の知らせに「たくさんの人に『おめでとう』とお祝いをもらえてうれしかった」とほほ笑む。日本での実習はあと1年といい「3年間はあっという間。日本に来て良かった。仕事をもっと頑張りたい」と力を込める。
 コンクールは技能実習生・研修生の日本語能力向上を支援する目的で開かれており、本年度は2971通の応募作があり、最優秀賞、優秀賞、優良賞、佳作に計50作が選ばれた。受賞作はJITCOのサイトに掲載されている。