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松本市中心街に歩道テラス席次々 にぎわい創出に

車両規制を実現して「えんがわ作戦」を実施する公園通り

 店先の歩道の占用許可基準を緩和してテラス席の仮設などを認める、松本市の「街場のえんがわ作戦」に広がりが出てきた=表。当初は市道条件の制約から実施が難しいと思われていた松本駅前の公園通りなど市道3路線が毎週末の夜、歩行者天国を実現して参加するほか、新たに緑町のみどり会も加わり計7団体が市街地のにぎわい創出に一旗揚げる。

 駅前の市道3路線では新伊勢町商興会加盟の居酒屋など20店が露店に席を設ける。16日以降毎週金、土曜日の午後4時半~9時半に車を通行止めにし、車道を歩道として、歩道をテラス席として使用するなどの内容だ。市都市政策課によると新型コロナウイルスの「密」対策で各地に同様の取り組みが広がる中、車両規制まで導入するのは県内初めて。
 えんがわ作戦に参加するには店舗の占用部分をのぞいて2メートル以上の歩道空間を確保する必要があるが、該当市道の幅員では難しかった。そこで関係機関が調整を繰り返してきたといい、同商興会の磯尾広志理事は「コロナ禍でも日常を活気づける布石にしたい」と意気込む。
 みどり会は14店舗が参加して18日以降第1、3、5日曜日午後3~8時に、近くの辰巳の庭公園に特設テラスを設ける。緑町でも関係市道が狭いため考案された。
 同作戦は国の規制緩和を受けた時限的措置として、本町通りを皮切りに8月1日に始まった。最終的には約60店舗が参加する見通しで期間は11月30日まで。同課は「ぜひ足を運び、感染対策された屋外の環境で楽しく過ごして」と呼び掛けている。