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御嶽山頂の登山期間が終了

王滝頂上へ誘導する案内看板を取り外すパトロール員(13日午後1時55分、王滝口9合目避難小屋前)

 山頂部への立ち入り規制が解除されていた御嶽山は13日、冬を前に再び入山規制された。木曽町側の山頂・剣ケ峰(3067メートル)は登山道沿いの山小屋が今季の営業を終え、パトロール隊員の拠点がなくなるため。王滝村側の王滝頂上(2936メートル)は、冬季は電源が確保できずに情報伝達手段がなくなり、9合目の規制ロープなどが積雪で明示できなくなる恐れがあるため規制された。

 平成26(2014)年9月の噴火災害以降で初めて、8月1日から王滝頂上まで登れるようになっていた王滝口登山道には、最終日のこの日、39人の登山者が訪れ頂上に立った。神奈川県の無職・野村尚孝さん(45)は、立ち上る噴気を見やり「(噴火が)いつ起こってもおかしくない」と話していた。
 午後1時半、王滝頂上に滞留している一般登山者はいなかった。規制開始時刻の午後2時、9合目避難小屋~王滝頂上間約300メートル区間は規制ロープが張られて閉鎖された。
 村によると、8月1日から10月13日の間に3009人が王滝頂上に登った。9合目までしか登れなかった昨季の登山者は1277人だった。橋本悟志総務課長は「登山者が倍近く増えたことは喜ばしいこと。多くの方が安全に登れる環境整備を引き続き進めたい」と話した。村は来年も7月上旬をめどに規制を解除したい考え。
 剣ケ峰に至る御嶽山の黒沢口登山道については、木曽町がこの日、9合目上部から剣ケ峰山頂までの約600メートル区間を再規制した。山開きに合わせての規制解除は2年目だった。

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