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若者たちが獅子舞神楽復活 池田町広津の楡室神社

獅子舞神楽の復活を見ようと元住民らも訪れた楡室神社
 池田町広津の実業地区の楡室神社で11日、例大祭が開かれ、過疎化で長らく途絶えていた獅子舞神楽が復活した。町出身の信州大学大学院1年生・宮田紀英さん(22)ら若者たちが中心となり、地元の願いを実現した。
 杉の森の山中にひっそりとたたずむ神社の境内に、元住民らも含む関係者約20人が集まり、神楽殿で獅子舞神楽が披露された。地元の荻窪善明さん(44)が獅子舞を踊り、宮田さんと長野大学の学生、小学6年~高校3年の荻窪さんの息子3人らが横笛やかね、太鼓でおはやしを奏でた。  獅子舞は氏子総代長の荻窪政信さん(68)の兄(故人)が15年ほど前に踊ったのが最後で、おはやしは40年ほど前から録音が使われていた。宮田さんらは15年前の獅子舞の映像とおはやしの録音を元に、横笛も新調して9月中旬から毎週金曜日に練習を重ねた。  実業は楡室と正ノ田の集落からなり、かつては13軒あったが、現在は6軒だけとなり、近年の例大祭は神事のみとなっていた。元楡室住民の小林登美子さん(78)=塩尻市宗賀=は「50年ぶりに神社に来た。獅子舞神楽は素晴らしかった」と感激していた。  宮田さんは「若い力を信じて託してもらえたことがうれしい。継続してこそ復活と言える。来年以降も続け、この土地の魅力を見直してもらえるきっかけにしたい」と話していた。

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