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塩尻・原新田公民館 館報12月号で紙上文化祭 住民に作品発表の場

 新型コロナウイルスの影響で秋の文化祭が各地で中止・縮小される中、塩尻市広丘の原新田公民館は、12月発行の館報特別号で「紙上文化祭」と銘打ち、区民の作品を紹介する。公民館で展示する例年の形での開催は見送るが、それに代わる新しい形で住民に発表の機会を提供する。

 館報発行に向けて10日と11日に公民館で作品撮影会が行われ、役員らが生け花や新聞紙のエコバッグといった区民の力作をカメラで撮影した。
 原新田区では毎年10月の第4日曜に、公民館に区民らの作品を並べて文化祭を開いていたが、今年は感染防止のため展示を取りやめた。公民館主事の宮田幸恵さん(42)が提案し、代わりに紙上文化祭を行うことにした。
 通常の館報はA4判8ページだが、特別号はページを増やし、手芸や盆栽、書、絵、短歌・俳句、疫病よけの妖怪「アマビエ」の塗り絵など、小学生から80代まで計約150点が掲載される見通しだ。12月1日発行で、区内の1420戸に全戸配布する。
 公民館長の川上保寛さん(77)は「コロナ禍でも、皆が家で頑張っているんだなと知ることができる」と喜び、宮田さんは「文化祭の伝統を途切れさせず続けることができてよかった」と話していた。