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松本市の新博物館工事進む 大型クレーンの姿も

本格着工から半年が経過した基幹博物館の建設現場

 松本市が松本城三の丸エリアに建設している基幹博物館の本格着工から半年が過ぎた。現場では、以前あった立体駐車場がすべて撤去され、新施設の基礎工事の作業が始まっている。平成16(2004)年度に開館したまつもと市民芸術館以来、およそ18年ぶりとなる中心市街地での大型公共施設の建設事業は来春以降、徐々にその姿が見えてくる。

 大名町通りと土手小路に面した大手3の建設現場では、露出した地面の上を重機や大型トラックが忙しく動いている。西側では、立体駐車場の基礎を解体して土を埋め戻す作業が行われ、東側では基礎のコンクリートを打つ前段階で固めた「捨てコンクリート」や、大型クレーンが見える。
 年末には基礎工事が一段落し、来年4月から建物の姿が見え始める見通しだ。人や車の往来が多い中心市街地ではクレーンを置くスペースが限られるため工区を分割し、西側から骨組みや外壁、屋根などを徐々に仕上げていく特殊な方法で進めていく。市の建設担当者は「なるべく道路占用をしないようにし、周辺への影響を抑えたい」とする。
 建物は令和4年5月に完工する。その後、展示などの準備を進めると同時に、建材や接着剤から発散される化学物質が所蔵の文化財に影響するのを避けるためふた夏の期間を空け、令和5年10月に開館する。総事業費は約90億円。