地域の話題

木曽の教育のあり方考える討論集会 上松で開催

さまざまな意見を交わした教育関係者

 木曽地域の子育て世代でつくる「木曽子育てまちづくりの会」は10日、上松町公民館で、郡内外の教育関係者6人によるトークセッションを開いた。木曽地域の教育の現状と展望について、保護者や行政関係者といった立場を超えた話し合いの場をつくりたいと企画し、幅広い年代の約30人が耳を傾けた。

 池田町の竹内延彦教育長が進行役を務めた。木祖村の青木信一教育長、上松町の増澤正彦教育長職務代理、王滝村の森本克則教育次長、木曽町福島小学校の井出寿一校長、木曽郡発達支援センターの武居竹生所長が「地域の教育の課題」「小さな学校ができること」などに対して意見を述べた。
 「少子高齢化の進行」が課題に挙げられ、増澤教育長職務代理は「中学校の部活はどうなるのか。10、20年先を見据えた学校同士の連携が必要だ」と述べた。井出校長は「個別最適化された学びを校内でどうつくっていくか」と指摘し、自主学習の推進や自分で計画して学習を進める「自由進度学習」の導入など、同校で進めている取り組みを紹介した。
 トークセッションの前段に、人工知能やロボットが生活に浸透する21世紀を生きる子供たちに必要な教育の模索をテーマとした映画「Most likely to succeed」を視聴した。催しを中心となって企画した田中千央さん(37)=木曽町日義=は「これからもいろいろな立場の人が教育のあり方について考える土壌づくりをしていきたい」と話していた。