地域の話題

寒暖差が影響? 安曇野市内で桜の開花情報相次ぐ

季節外れの花を咲かせている山桜(穂高)
 安曇野市内で、季節外れの桜の開花が相次いで確認されている。専門家によると、秋に入ってからの寒暖差が影響している可能性もある。春のように満開ではないが、葉を落とした枝の先に薄ピンク色の花が数輪咲いており、見つけた地域住民らを驚かせている。
 穂高人権教育集会所(穂高)の駐車場の一角では、山桜が数本の枝先に3~4輪ずつ花を咲かせており、花の周りだけ葉が落ちている。近くに住む藤原国広さんによると15年ほど前の秋にも開花したことがあり、「毎年春は赤みがかった花を咲かせるが、今咲いている花は白っぽい」という。三郷福祉センター(三郷明盛)でも春に開花した桜が夏に葉を落とし、秋になって再び花を咲かせて職員らを驚かせた。  県環境保全研究所(長野市)などによると、夏に葉を失った場合、失った部分で秋に花を咲かせることがある。葉を失う原因は風や虫のほか、高温のときに水分の蒸散を防ぐため、木自らが葉を落とす場合もある。「冷え込み後に暖かくなり、木が春になったと勘違いして花を咲かせたというケースも考えられる」という。  もともと秋に咲く種類の桜もあり、市民タイムスに寄せられた「開花情報」の中にも春と秋の二期咲きの品種が含まれていた。  三郷福祉センターでは、季節外れの花をけなげに咲かせる桜に職員たちから「目の保養になる」「元気づけられている」といった声も聞かれた。