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しっかり育って里帰り 高ボッチ高原の牛の放牧終了

高原から下ろすためにトラックに積まれる牛
 塩尻市郊外の高ボッチ高原で6日、約50ヘクタールの市有地で放牧していた牛を里へ下ろす作業が行われた。濃霧に覆われて冷涼な空気が漂う中で、高ボッチ牧場牧野組合の関係者らが、乳牛と和牛の計13頭をトラックに乗せて今季の牧場を閉じた。
 牧場では6月初旬に放牧が始まり、組合に加盟する塩尻市と松本市の酪農家3軒で8月には、和牛4頭を含む最大22頭が放たれた。牧場の入り口に牛が集められ、1頭ずつ胸囲の測定や採血の衛生検査を受けてから、複数人にトラックの荷台に運び入れられた。前足を折ったまま立ち止まり、乗り込むのを拒むような姿も見られた。  放牧期間に30キロ程度は体重が増え、妊娠している牛もいて今冬から春先にかけて出産が続く見通しだ。酪農家の波多腰和寿さん(49)=松本市波田=は「9月は気候が安定していたので、胴回りが立派になっている。牛の状態は良い。元気な赤ちゃんを産んでほしい」と話していた。