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アートヒルズ年末閉館 山麓観光の影響懸念

安曇野アートヒルズミュージアム前の山麓線。ギャラリーやカフェなどが立ち並んでいる
 安曇野市穂高有明にあるガラス工芸のテーマ施設「安曇野アートヒルズミュージアム」の年末閉館が決まったことを受け、周辺のギャラリーや美術館からは6日、開館から約30年間にわたり北アルプス山麓地域の誘客に貢献してきた同施設の閉館を惜しむ声が聞かれた。団体旅行も受け入れてきた施設のため、安曇野観光全体への影響を心配する人も少なくない。
 安曇野アートヒルズミュージアムの周辺には、ギャラリーやカフェなどが多くある。北東方向に約270メートル離れたギャラリーぬく森の伊藤妙子オーナーは「うちは地元のお客さんがほとんどだが、観光の一つの拠点がなくなるのはさみしい」と閉館決定を残念がった。約200メートル北側にあるカフェ&ギャラリー安曇野縁縁の山本宣志子オーナーは6日の朝刊で閉館を知ったといい、「地元の人も楽しめる施設として(閉館後の)活用を市も交えて考えていってほしい」と願った。  安曇野アートヒルズミュージアムも加盟する安曇野アートライン推進協議会の幹事会で副会長を務める、絵本美術館&コテージ・森のおうち(穂高有明)の酒井倫子館長は「アートヒルズは最近まで事務局を引き受け、館長を中心に一生懸命活動してもらった」と、これまでの尽力に感謝した。その上で「山麓線の文化活動に大きな影響が出るのではないか」と危機感を示した。  市内には、安曇野アートヒルズミュージアムと同じガラスをテーマにした施設・あづみ野ガラス工房(豊科南穂高)がある。スタッフのリーダー・安藤項司さんは「アートヒルズのスタッフとは個人的なつながりがあり、助け合っていきたいという思いがあっただけに残念」と話した。