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木曽建設防犯協会など 熊よけ鈴の学校寄贈10年

熊よけ鈴を木曽郡学校長会に贈る奥田会長と大屋町長(右から)

 木曽建設防犯協会(奥田和彦会長)と木曽郡防犯協会連合会(会長・大屋誠上松町長)は5日、熊よけ鈴100個を木曽郡学校長会に贈った。平成23(2011)年から続く取り組みは10年目となった。熊の目撃情報が通学路の近くでも相次いでいる今年は「熊よけ鈴で安全な登下校を」との願いをより強く込めた。

 奥田会長と大屋町長が木曽町の木曽教育会館を訪れ、郡小学校長会長の井出寿一・福島小校長と郡中学校長会長の奥原由孝・開田中校長に手渡した。奥田会長は「鈴があれば熊に人間の存在を気付かせることができる。誘拐などの防犯対策にも有効」と期待した。
 郡内では、6月に南木曽町田立で男性が熊とみられる動物に襲われて死亡し、9月には木曽町福島で男性が熊に襲われてけがをした。大屋町長は「7月には上松町の中心商店街を熊が『縦断』した事例もある」とし「異常な事態。鈴を活用して安全な通学につなげてほしい」と願った。
 これまでに贈られた鈴は、各学校の児童生徒数に応じて分配しており、全ての子供たちに行き渡るようにしている。卒業時には学校側に返却してもらい、破損箇所を補修しながら下級生につなげて大切に活用している。井出校長は「集団下校も実施しながら安全確保に努めている。来春の新入児童にも鈴を貸与して役立てたい」と感謝した。

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