地域の話題

高校生が感謝の書道パフォーマンス 3校が松本で披露会

作品を披露する蟻ケ崎高書道部の生徒たち

 高校生書道パフォーマンス披露会(松本市、市芸術文化振興財団主催)が3日、松本市のまつもと市民芸術館で開かれた。新型コロナウイルスの影響で高校生の芸術活動の発表機会が減っていることに配慮し、初めて企画された。松本蟻ケ崎、松商学園、塩尻志学館の3校の書道部員合わせて約70人が、華やかなパフォーマンスを見せた。

 蟻ケ崎高の1、2年生28人は、戦国時代の桶狭間の戦いを題材に、同じ文章を書く二つの作品を披露した。文章は5行で構成されていて、前の行から書き始めるのと後ろの行から書くのでは、意味が異なるようになっている。それぞれの作品で、織田信長軍の「劣勢」と「逆転」の状況を表した。筆を刀に見立てて戦う演出もあり、迫力ある舞台に客席から盛んな拍手が送られた。
 同校は昨年、発表の機会が年間50回ほどあったが今年はまだ4回だといい、田中萌部長(16)=2年=は「発表が減って悔しい思いがあったけれど、あきらめない気持ちを作品で表現できてよかった」と話した。
 松商学園高は、3日で引退となる3年生を含む全部員が出演した。大日方葵部長(18)=3年=は「自分たちができることを精いっぱい発揮した」と振り返った。塩尻志学館高は3年生が引退し、新体制となって初の発表で、滝澤彩花部長(16)=2年=は「発表できることに感謝し、1回1回を大切にしたい」と話した。
 主催者が各校に参加を呼び掛けた。同市安曇出身のシンガー・ソングライター高橋あず美さんのコンサートもあった。