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大常夜燈が100年ぶりの光 四賀の会田神明宮で点灯始める

およそ100年ぶりに明かりが灯った大常夜燈

 松本市四賀地区の会田神明宮の境内入り口にある「大常夜燈」の毎夜点灯が3日に始まった。高さ約4・4メートルで石造りの立派な常夜燈に、およそ100年ぶりに明かりがともると、地元の子どもたちが笑顔で写真撮影などをした。

 会田神明宮の大常夜燈は幕末の安政4(1857)年に建立された。油などでの明かりが神明宮のシンボルにもなっていたが、近代は街灯などの普及により明かりがつくことはなかったという。
 今年、新型コロナウイルスの影響で、神明宮の秋の例大祭の奉納行事は中止となった。コロナ禍の中、「大常夜燈を復活させて地域の人々の希望のともしびになれば」(大塚利彦宮司)と考えて点灯を決めた。LED電球を付けたり配線を張ったりする工事は地元の電気工事会社が奉仕で作業をした。
 3日は氏子ら10人ほどが境内を訪れ、午後5時半に点灯させた。氏子総代の瀧澤善長さん(73)は「神明宮のシンボルに再びなれば」と期待していた。大常夜燈は日没後から一晩中つけるという。