政治・経済

松本市副市長に宮之本伸氏就任 民間起用は初

臥雲市長から辞令を受け取る宮之本氏(左)

 松本市の2人目の副市長に、NTT出身で元佐久長聖中学・高校副校長の宮之本伸氏(55)=同市横田=が1日、就任した。副市長の複数制導入や民間起用の副市長は市では初めてとなる。臥雲義尚市長が掲げる行政や地域社会のデジタル化の推進が主要職務とされ、宮之本氏は「デジタルによって夢が広がる『ドラえもんシティー松本』を実現したい」と抱負を語った。

 臥雲市長から辞令を受け取った宮之本副市長は、報道陣の取材に「経験、ノウハウを生かしながらデジタルシティーの実現に向けて一生懸命取り組む」と述べた。漫画家の藤子・F・不二雄が描いたアニメ「ドラえもん」を引き合いに「今までできなかったことができるようになる未来都市を空想でなく現実世界に落とし込んでいきたい」とも語った。
 市は同日付で、人工知能(AI)などを活用した最先端都市の実現を図る政府の「スーパーシティ構想」への応募を目指すため、部局横断のプロジェクトチームを宮之本副市長の下に発足させた。担当課長に就いた宮尾穣情報政策課長は「(新副市長に)あふれるバイタリティを感じた。アナログの生活を豊かにするためのデジタル推進に皆で挑戦したい」と話していた。
 宮之本副市長はこの他、NTT時代の海外勤務や教育現場での経験を生かして国際交流、広報、観光、市教育委員会との調整事務などを担う。1人目の副市長として生え抜きの職員から4月に就任した嵯峨宏一氏は市長権限に属する全ての事務処理を担っており、市長の職務代理は嵯峨氏、宮之本氏の順となる。