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大桑村長選 現職・貴舟氏が先行

村長選へ立候補した2氏のポスター。連日熱い舌戦が繰り広げられている

 4日投開票の大桑村長選挙は終盤戦に入った。市民タイムスが期日前投票の出口調査と取材を加味して選挙戦の情勢を探ると、4選を目指す現職の貴舟豊氏(71)=長野=を、新人で行政書士の沼尚司氏(66)=同=が追う展開となっている。有権者からは継続を求める声が多く聞かれ、福祉を中心に幅広い分野で施策の充実を望む声もあった。

 出口調査など有権者への取材で「新村長に力を入れてほしい政策」を20代から80代までの約30人に聞いたところ、「高齢者福祉」と「(バスなど)公共交通」の充実を求める声が多かった。
 101歳の母親と期日前投票に訪れた自営業男性(65)=須原=は「100歳を超えた人も安心して暮らせるように福祉を充実させてほしい」と望んだ。近所の人が運転する車に相乗りして投票を済ませた女性(86)=野尻=は「車に乗らない高齢者も多く、公共交通の割引などを充実させてほしい」と話した。
 有権者からはほかにも、阿寺渓谷の環境保全、コロナ禍で打撃を受けた地元企業への経済対策の充実、防災対策―などさまざまな要望が聞かれた。
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 貴舟、沼両氏の陣営は1日、長野・須原・殿を中心に選挙カーなどで遊説した。貴舟氏は若者の定住促進や防災対策などの政策と共に、3期12年の実績と政治姿勢を伝えた。沼氏は現村政のあり方を有権者に問いつつ、高齢者福祉と子供の教育環境の充実を訴えた。