政治・経済

安曇野市の入園申請 コロナ禍で工夫 HPに動画・書類コーナー 説明会中止で代替策

 安曇野市が、市内保育施設・幼稚園に令和3年度の入園を希望する家庭を対象に、入園申し込みの受け付けを始めている。今年は新型コロナウイルスの影響で説明会が開けない中、申し込み方法などを解説した独自の動画を市ホームページ(HP)で公開しているほか、申請書類が持ち帰れるコーナーを市役所に設置した。工夫した対応でスムーズな申請につなげている。

 市によると、申し込み説明会に代わる動画を公開している自治体は県内でも珍しい。子ども支援課は「子供を初めて預ける家庭には申請に不安もあると思う。不安解消にもつながれば」と願う。
 昨年度は入園申し込みの説明会が市内各地で計7回行われ、最も多かった市役所会場には保護者約180人が来場した。本年度は新型コロナの感染拡大を防ぐためやむなく中止した。説明会がないため、例年より問い合わせは多いという。
 市が申し込みを受け付けているのは公立19園と私立10園の計29園で、動画は保育施設用と穂高幼稚園用の2種類を用意した。申し込みに必要な書類や申請方法に加え、入園までの流れや利用時間なども分かりやすく解説している。新型コロナを受け、申請書類を市HPから印刷できるようにしたほか、冊子「市保育ガイド」や申請書類が自由に持ち帰れる特設コーナーも市役所1階に開設した。
 申請書類をもらうため市役所を訪れた藤森正枝さん(34)=穂高=は「動画はこれから見たい。いろいろと工夫してくれていてありがたい」と、市の対応を歓迎していた。
 入園申し込みは11月13日までで、子ども支援課は「コロナ禍なので郵送も活用して早めに提出していただければ」としている。