連載・特集

2020.10.7みすず野

 コロナ禍で売り上げが落ちた事業者に、松本市が独自に設けた対策給付金の総額が、すでに5億円を超えている。市はほかに、所得が減ったり、生活に困窮したりする人の支援策として、市営住宅への緊急入居、入居者の家賃減額を進める◆安曇野市は、国が国民に一律10万円を配ったなか、対象とならなかった4月28日以降に生まれた赤ちゃんに、独自の給付金を支給する。自治体のこうした支援策、対象者にどれほどありがたいか知れない。議員の定例会一般質問に答えてのケースもあり、議員の果たす役割は、これまでに増して大きい◆そんな折、懇意にさせていただいている60代の中小企業の社長と話す機会を得た。コロナ禍は本当に大変だが、支援策などを最大限活用して乗り越えたい、従業員のためにも乗り越えねばならない、と語った後、半分夏枯れさせてしまった鉢植えのバラに、水や肥料を与えたら、残り半分がよみがえってきた◆「私の中に希望が芽生えた。こんな体験初めてです」。社長は身の周りの自然に目をやり、自然の蘇生を知るとき、人の心にもたらされる治癒力は大きいと。支援策プラス小さな自然である。