地域の話題

「思いやり乗せて安全運転」 東筑・北安で啓発活動

自転車通学の生徒たちに安全利用を呼び掛けた啓発活動(鉢盛中)

 30日までの「秋の全国交通安全運動」期間中、東筑摩郡や北安曇郡でも各地で交通事故防止を呼び掛ける啓発活動が行われている。「思いやり 乗せて信濃路 咲く笑顔」をスローガンに、悲惨な事故が1件でも減るようにさまざまな活動が展開されている。 朝日村の組合立鉢盛中学校では29日、自転車通学の生徒たちへの啓発活動が行われた。塩尻警察署員や県警シンボルマスコットのライポくんとライピィちゃんが訪れ、生徒会交通安全委員会の3年生と一緒に駐輪場所に立って、自転車の安全利用を呼び掛けた。

 鉢盛中は3市村から生徒が通うほか、自転車で校外に出ての活動が多いこともあり、全校生徒435人のうち9割を超える生徒が自転車で通学しているという。塩尻署員らは「自転車を正しく利用してください」などと呼び掛けながら、登校を見守っていた。
 3年で交通安全委員会委員長の宮坂優奈さんは「交通ルールを守らなくて事故が起きてしまうことが多いので、きちんと守ってほしい」と話し、副委員長の近藤優衣さんと古田晟士君は「啓発活動を通して意識を高め、全員がルールを守るようにしたい」と話していた。
 池田町では28日、池田松川交通安全協会による街頭啓発が行われた。3カ所の交差点に30人が立ち、通学する児童生徒や通過車両のドライバーに一時停止の順守などを呼び掛けた。
 町交流センターかえで前の信号機のない交差点では、会員15人と大町署員2人が立った。南北側の町道に一時停止の標識があるものの、自転車で通う中学生の多くが止まらずに通過してしまうため、一人一人を呼び止めて「ちゃんと一時停止して。左右を確認して」と指導していた。
 一方の東西側は車両の交差点への進入速度が速く、横断歩道に子供が近づいても減速しないドライバーが散見された。交流センターの建設に伴って拡幅整備された交差点で、交通指導員の眞島昇平さん(74)は「交差点ができた当時は連日事故が起きた。一時停止を守らないドライバーもいて危険」と表情を曇らせていた。