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池田の楡室神社 獅子舞神楽の復活へ若者奮闘

太鼓に合わせて横笛の練習をする宮田さん(右奥)ら

 池田町広津の実業地籍にある楡室神社で、長らく途絶えていた獅子舞神楽を復活させようと、町出身の若者らが取り組んでいる。集落の戸数が半数以下となり、伝統の継承が難しくなる中、10月11日の秋祭りで地元の願いを実現しようと練習に励んでいる。

 同町中鵜出身の信州大学大学院1年生・宮田紀英さん(22)が昨年、大学の卒業論文で広津の文化を調べ、獅子舞神楽の復活を住民が願っていることを知り立ち上がった。15年前に撮影された最後の獅子舞の映像が残されているが、当時すでにおはやしの音はカセットテープで流されており、今回はその音源から太鼓や横笛も復活させようとしている。
 このほど山中にある集会所で初練習を行った。宮田さんと、元楡室住民の荻窪善明さん(44)の長男・諄也君(17)と次男・彬人君(15)が横笛を、同町1丁目出身の加藤なぎさん(22)が太鼓を担当した。松本市で三才山小日向神楽を復活させた経験のある柳沢和也さん(32)も協力し、指導した。
 宮田さんは「以前から広津の山村集落の風景が好きだった。本番まで一生懸命練習したい」と話し、氏子総代長の荻窪政信さん(68)は「若い人たちに手伝ってもらってありがたい」と感謝していた。
 獅子舞神楽は10月11日午後2時ころから、楡室神社で披露される予定だ。