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中町が楽しい歩行者空間に 松本市と地元団体企画

 自家用車の通行を規制し、公共交通のみ通れる歩行者空間「トランジットモール」が27日、松本市中心部の中町通りに設定された。市や地元団体が、コロナ禍からの復興をテーマに開催した商店街イベントに合わせて実施し、大勢の観光客が自由に道路を行き交いながら散策や買い物を楽しんだ。

 中町商店街振興組合が主催する「中町温故知新ふっこう市」に合わせ、一方通行の中町通りのうちおよそ東半分の約170㍍区間を午前11時から5時間、歩行者天国にした。警備員は中町に進入した自家用車を迂回路へと誘導した。タウンスニーカーが近づくとゲートを開け「路線バスが通ります。お気を付けください」と人混みに呼びかけながらバスをゆっくりと先導、歩行者を車道脇によけさせた。バスが通過後はすぐに再び人混みとなった。
 トランジットモールは、歩行者優先の中心市街地にして車の混雑を解消する次世代交通政策の一環で、市民祭や「クラフトフェアまつもと」などに合わせ毎年実施している。今年は20日と27日の「ふっこう市」に合わせて2週連続で実施した。主催団体の一つ、中町商店街振興組合の松尾昭専務理事は「大型店に向かう通過車両が増えているので歩行者は道路を渡りにくい。こうした歩行空間を設置する機会を増やしていきたい」と話している。