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御嶽海千秋楽黒星で7敗 大相撲秋場所

霧馬山(手前)に寄り切りで敗れた御嶽海(読売)

 大相撲秋場所(東京・両国国技館)千秋楽の27日、上松町出身で西関脇の御嶽海(出羽海部屋)は、東前頭5枚目・霧馬山(陸奥部屋)に寄り切りで敗れ、今場所を8勝7敗で終えた。大関とりの足固めとなる三役での2場所連続2桁勝利には届かなかったが、14日目に3場所連続の勝ち越しを決めており、11月場所での関脇の座は確保した。

 今場所は立ち合いでしっかりと当たり、前に出て主導権を握る相撲が少なく、安易な引きに頼る場面が多かった。勝ち越しを目前にした13日目、今場所3度目の連敗で6敗目を喫して2桁白星を逃した。千秋楽の相撲も立ち合いの圧力に欠け、四つ相撲に持ち込まれての完敗だった。
 県相撲連盟選手強化副部長の中村協和さん(74)=木曽町福島=は「今場所は相撲の内容が非常に悪かった」と手厳しい。「膝の曲がりが悪く腰が高いため、下からの突き押しにつながらない」と、高止まりする体重の影響を指摘する。
 御嶽海を子供の頃から指導する中村さんは今場所半ば、関取のスマートフォンに「十両から幕内に昇進した頃の勢いのある相撲を思い出してほしい」とショートメールを送った。「見ていて『面白い』と思わせる相撲っぷりに立ち返ってほしい」と、故郷のファンの気持ちを代弁した。
 11月場所(8日初日)は新型コロナウイルスの影響を考慮して両国国技館で開催する。新番付は10月26日に発表される。