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消えゆく「お船」詳細に調査 安曇野市教委が祭りの報告書発売

安曇平のお船祭りの調査結果をまとめた報告書
 安曇野市教育委員会は26日、「安曇平のお船祭り」の調査結果をまとめた報告書を発売した。担い手不足などでお船の製作が途絶えてしまった箇所も含め、市内を中心に松本市梓川地区と池田町、松川村、生坂村の神社58カ所のお祭りの概要やお船の飾りの特徴、おはやしなどを知ることができる。
 報告書はA4判220ページのオールカラーで、45冊限定で販売している。神社58カ所のうち35カ所ではお船の製作が途絶えており、報告書の地図を見ると特に明科地域の潮沢川沿いで多いことが分かる。一方、穂高地域では比較的多くの神社で保存・継承がなされていることも読み取れる。  文化庁が平成29(2017)年3月に「安曇平のお船祭り」を記録作成などの措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択したことを機に、3年間掛けて調査した。今年3月に報告書300冊を作製して小中学校や図書館などに配ったが、国庫補助を受けたため販売ができず、今回は販売用に市の一般財源を用いて増刷した。  報告書は1冊4000円(税込み)で、豊科郷土博物館(豊科)と文書館(堀金烏川)、貞享義民記念館(三郷明盛)で販売している。問い合わせは市文化課(電話番号0263・71・2464)へ。