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波田中生徒会が松本市立病院応援 モザイクアート寄贈

 松本市の波田中学校生徒会がこのほど、松本地域の新型コロナウイルス感染症指定医療機関である地元の松本市立病院の医療従事者たちを応援しようと、全校生徒約430人と教職員の顔写真などの写真約3000枚を使った感謝のモザイクアートと寄せ書き集を製作し、寄贈した。生徒会は今秋、感染症対策の最前線で奮闘する同病院の人たちを取材して校内で伝えており、理解を深めた一人一人の気持ちの込もった全校アートが病院の医師や看護師、職員を鼓舞した。

 A1サイズのモザイクアートで、波田中と市立病院が一緒に写った風景写真をベースに、生徒や教職員一人一人の顔写真やクラスの寄せ書きの写真を組み合わせ、「感謝」の字も添えた。アート用の素材とは別に作った寄せ書き集には集合写真とともに「いつもみんなのために働いてくれてありがとう」「この危機を一緒に乗り越えていきましょう」などの言葉が並ぶ。
 生徒会は新型コロナに対応する市立病院の役割を報道で知り、現状を深く理解することで応援しようと考え、8月に手紙で取材したところ、医師や看護師から仕事への思いや家庭などで日々気を遣っていることなど10数枚もの返信が届いた。今月16日に校内放送で紹介し、全校生徒らの寄せ書きを集めた。モザイクアートは26日の文化祭「白樺祭」でお披露目した。
 市立病院で開かれた寄贈式には、生徒会長の近藤美波さん(14)、副会長の和田翔大君(15)と脇坂星夏さん(15)の3人が訪れ、モザイクアートと寄せ書き集を寄贈した。受け取った山名寿子看護部長は「私たちの状況を考えてくれて本当にうれしい。みんなで乗り越えたい」と感謝し、院内に飾りたいとした。近藤さんは「喜んでくれてうれしい。大変な仕事の中でも少しでも笑顔になれる瞬間があれば」と願っていた。