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三才山・松本トンネル無料化3週間 交通量増加

無料化された三才山トンネル。「交通量は増えた」とする声が多い

 松本地域と上田地域を結ぶ国道254号の「三才山トンネル」と「松本トンネル」が1日に無料開放され、3週間が過ぎた。今のところ数字的な裏付けはないものの、ドライバーや沿線住民からは「無料化前よりも交通量は増えた」との声が多く聞かれる。無料化による環境変化に伴い、国道交差点の改善などを望む意見も出ている。

 三才山トンネルの旧料金所にある駐車場で、ドライバーに無料化前後の変化を尋ねたところ、大型トラックを運転する安曇野市の男性(40)は「通る車はだいぶ増えた。特に休日になるとすごい数。乗用車が多くなったかな。上田からイオンモール(松本)へ来ているのかも」と推察した。松本市の男性運転手(52)は「トラックも多くなった気がする。混んだ感じを受ける」と語った。「遅い車がいると特に上りで詰まる。登坂車線が短すぎるのではないか」と話す人もいた。県は無料化の前後で交通量の調査を行い、比較・検証する予定だ。
 松本市洞町会の小池文雄町会長は無料化に合わせ、国道254号・洞交差点の改善を県へ要望した。三才山トンネルから来る直進車両が多いと、松本トンネルから来た車両が交差点で浅間温泉方面へ曲がろうとしても、なかなか曲がれないことがあるという。「右折専用の信号を付けるなどしてほしい」と願う。
 無料化による経済的な波及効果について、浅間温泉観光協会は「無料化は(温泉街にとって)プラスではあるとは思うが、新型コロナウイルスの影響で(外出などの)行動がまだ制限されている」とし、もう少し長いスパンで見る必要があると指摘している。