教育・子育て

信大とJRが観光振興授業初企画 人材育成も目指す

説明を受けながら見学する学生たち

 信州大学(本部・松本市旭3)とJR東日本長野支社(長野市)は本年度後期授業として観光振興や観光人材育成を目的とする共同講座を開講する。23日は、学生向けのプレイベントとして松本駅の視察を実施し、1~4年生11人が駅構内の見学や講義を通して同社の姿勢や観光への取り組みなどに理解を深めた。

 見学は2グループで交互に行い、社員の案内で外国人旅行者用の窓口やホーム、停車中の車両などを巡った。観光ポスターや特産品による地域PRの工夫、社員がホームの柱に設置した改札口の案内標識などを確認したほか、駅から観光地までの2次交通サービスの説明も受けた。学生たちは熱心にメモを取りながら、ICカードの普及状況を質問するなど積極的に学んでいた。
 繊維学部1年・沼田悠也さん(19)は「当たり前に思っていたことに、気遣いや工夫があった。観光の取り組みでは、都心の駅とは需要が違うと感じた」と話していた。
 信大とJRが連携した授業は初めてで、1年生向けの「課題解決実践ゼミ」として10月に始まる。社員とともに松本駅を起点とした地域の観光の課題解決を図り、四つのテーマ別にフィールド調査などを行いながら報告会での提案を目指す。