政治・経済

心の健康状態 気軽に把握 塩尻市が10月から 市民向けシステム導入

市が導入するメンタルヘルスチェックサイトの判定結果で表示されるイラストの一例。今の心の状態が分かる

 塩尻市は来月にも、自己問診形式で市民が気軽に自分や家族の心の状態を把握できる「メンタルヘルスチェックシステム」を導入する方針だ。新型コロナウイルス感染拡大による生活の変化などが心身へ及ぼす影響を考え、精神保健福祉対策として実施する。市議会9月定例会に提出した一般会計補正予算案に関連事業費12万円を計上している。

 「こころの体温計」という民間システムを活用する。スマートフォンなどで市ホームページから閲覧でき、選択式の幾つかの質問項目で心の健康状態を確認する=図。判定結果は、数値ではなく金魚など生き物のイラストで表示し、親しみやすくしている。「ストレスが高い」と判定された場合は市の相談先も案内する。個人情報は一切記録しない。近隣では木曽町が平成25(2013)年度に同じシステムを導入し運用している。
 自殺防止対策など精神保健事業推進のため、心の変調を把握して早期に相談支援につなげる狙い。市が実施する専門家による心の相談は、年間計約40件ある。百瀬公章健康づくり課長は「定期的に利用して常に心の状態をつかみ、一人で悩まず相談を」と話す。