地域の話題

朝日産日本酒の完成心待ち 特産化へ銘柄募る

刈り取った酒米をはぜ掛けする参加者たち

 朝日村産の酒米で造った日本酒を、村の新たな特産品に育てようと活動するプロジェクトのメンバーが22日、小野沢の田んぼで稲刈りを行った。24人が集い、6月に手植えした苗の実りを喜び、村発の日本酒の完成を心待ちにした。塩尻市洗馬の美寿々酒造の協力で11月に醸造を始め、12月下旬の完成を目指す。販売するほか、村内の飲食店で提供する予定だ。地域住民により親しんでもらおうと、25日まで日本酒の名前を募集している。

 7月の長雨で生育の遅れが心配されたが、8月以降は晴れが続いて順調に実ったといい、刈り取りからはぜ掛けまで、参加者が手分けして進めた。昔ながらの栽培手法で化学肥料は使わずに米ぬかなどの有機肥料で育て、除草作業は手押し式の道具「田車」を使って行った。玄米で約450キロの収量を見込む。
 「酒造プロジェクト」として、村内の小規模農家、観光や飲食・宿泊業に携わる人を中心とした有志グループ「朝日てらすファーム」が主導し、今春に始動した。ファームが目指す村のファンづくり、地場産品の販路拡大にも結びつける活動で、舟生里代表は「初めての酒米作りで試行的な部分も多いけれど、完成が楽しみ。地元の米で仕込んだ味を、地域の方に味わってもらいたい」と話す。
 日本酒の名前は、14種の候補の中から選択してもらうか、名前の案を募る方法で行っている。応募チラシは、9月10日付けの新聞折り込みで村内全域に配布した。村役場産業振興課窓口などにある投票箱、ファクス、チラシのQRコードからつながるウェブページで応募できる。問い合わせはプロジェクト事務局の秋山綾さん(電話090・4006・9213)へ。