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御嶽崩れのスケールに驚き 王滝で親子体験会

 王滝村の田の原にあり、昭和59(1984)年の県西部地震が引き金となり起こった御嶽山腹の大崩壊「御嶽崩れ」の跡地で21日、小中学生の親子を対象にした体験教室があった。王滝川支流の伝上川最上流部に残る崩壊現場は、東京スカイツリー(高さ634㍍)がすっぽりと収まってしまうほどの規模といい、全貌を目の当たりにした参加者からは「想像以上にスケールが大きい」と驚きの声が上がった。

 「御嶽山のひみつ」と銘打った体験プログラムで、火山マイスターでつくる自主組織「御嶽山火山マイスターネットワーク」が企画した。郡内外の5家族14人が参加し、国有林内にあるために通常は立ち入ることができない崩壊跡地に立った。
 崩壊は尾根の部分で発生した。崩落した土砂や岩などは岩屑なだれとなり、伝上川の谷を破壊しながら流下した。火山マイスターは「(土石の量は)ナゴヤドーム21個分」と説明した。
 洋菓子を使って崩壊の仕組みを説明するひと幕もあった。両親と参加した大桑小3年の吉田琴胡さん(8)は「どうやって崩壊したのかが実際に経験したみたいに分かった」と話し「家に帰ったらホットケーキでも再現してみたい」と笑顔だった。
 体験教室は22日も開く。8家族19人が参加を予定している。