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「人生の大先輩」お年寄りは宝 松本の本間千代さん100歳

「体操をすると気持ちがいい」と手足を伸ばす本間さん。動きがしなやか

 21日は「敬老の日」。年齢と共に経験を重ね、周囲に多くを教えてくれるお年寄りは、中信地方にも大勢いる。人生の大先輩として、地域の宝として大切にしたい。

 松本市蟻ケ崎1の本間千代さんは、大正9(1920)年9月14日生まれで、今月に100歳の誕生日を迎えた。地元で長女夫婦が営む「本間川魚店」(蟻ケ崎2)の取締役だ。夫で初代社長の三郎さん(故人)と25歳の時に結婚し、90歳ころまで店に立って切り盛りした。この間を振り返ると、子育てや夫の死去、夫がいなくなった後の店の一時休業、娘夫婦による新店舗のオープンなどさまざまな出来事があった。「泣き笑いの人生だったわね。でもおかげさまで、今はとても幸せ」とにこやかに話す。
 長寿の秘けつは、何と言っても店自慢のウナギ。昔は骨も焼いて食べ、カルシウムをたっぷり取った。歌が好きで、80代のころは民謡を楽しみ、今は地元のカラオケグループに所属している。家の掃除が日課で「雑巾がけは、いい運動になる」と言う。立ち仕事で鍛えた足腰の丈夫さは健在だ。家の中で体操をしたり、城山公園や松本城に歩いて行ったり、孫の家に行って草むしりをしたり、自分ができることを考えて実行している。
 「おかげさまで100歳になった。まだまだ頑張る。これから、これから」。周りへの感謝の気持ちを忘れず、ゆっくりながらも生きがいを持って人生を歩み続けようと思っている。