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コロナ対策力入れて 菅首相が誕生

 第99代首相に選出された菅義偉さんに対し、中信地区の住民からは新型コロナウイルスの早期収束と経済再生、生活支援を願う声が聞かれた。縦割り行政の打破を掲げる姿勢に期待する意見もあった。

 上松町寝覚のパート・佐野美代子さん(77)は「国民の声を聞く首相であってほしい。中小企業をもっと支援するなどコロナ対策に力を入れてほしい」と求めた上で、地元の議員にも地域の声を新首相へ届けるよう頑張ってほしいと話した。朝日村小野沢の自営業・上石保之さん(61)は「ウィズコロナの時代の経済対策をお願いしたい。地方創生にも期待したい。経済的な格差が広がっている気もする。底が上がるような時代に」と願った。
 松本市で障害者支援に取り組むNPO法人てくてく理事長の桑原美由紀さん(57)は「コロナで先行きが不透明な中、障害のある人たちは生活そのものに不安を抱え、福祉関係者も疲弊している」と語る。出店の機会が減り、工賃も減ったほか就労の実習も受け入れ先がなく、支援が停滞しているといい「解消するための施策や支援する側への物理的、人的な支援をお願いしたい」と望んだ。同市中央2の小野里直樹さん(30)も「コロナの一日も早い収束を願う。経済の回復に力を注いでいただきたい」と手腕に期待した。
 安曇野市穂高の会社員・渡邊優作さん(38)は、コロナに関わる政策で説明不足と感じる部分があったと指摘した上で「国民がしっかりと納得できて、暮らしやすい環境にしてほしい。官房長官の経験もある。新しい布陣でも自分の意見を持って進めてほしい」とした。飲食店を経営する松本市開智3の小山修さん(43)は官僚を動かすリーダーシップに期待し「コロナ対策でも弊害が出た縦割り行政の解消を公言通りに実行してほしい」と語る。
 5人の子供を育てる塩尻市広丘郷原の自営業・林真耶香さん(36)は「男性の育児休暇を取得しやすくして男性も育児に参加(協力)できるといい。周囲には不妊で悩んでいる人もいる。働きながら不妊治療を受けやすい制度を作ってほしい」と願っていた。

 自民党の菅義偉総裁(71)は16日午後、衆参両院本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出された。菅氏は直ちに組閣を行い、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、同日夜に菅内閣が正式に発足する。菅氏は新型コロナウイルス対策と経済再生に最優先で取り組む方針だ。(読売)

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