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秋空にワシ・タカ雄大 小学生が白樺峠で観察

飛んできたタカの仲間を夢中になって観察する大野川小の児童たち

 冬の到来を前にワシ・タカの仲間が北から暖かい東南アジア方面へ渡る「タカの渡り」が、今年も松本市奈川の白樺峠(約1600メートル)で見られるようになった。峠は北アルプス南部地域では比較的標高が低く、ワシ・タカたちが通過する主要ルートの一つで、秋空を雄大に舞う姿が大勢の人たちを楽しませている。

 よく晴れた15日はサシバやハチクマ、ノスリ、ツミなど約160羽が飛来した。一般開放されている観察拠点「たか見の広場」にはカメラを構えた観察者100人以上が集い、盛んにシャッターを切っていた。
 この日は、峠北の乗鞍高原にある大野川小学校1・2年生10人も観察に訪れ、「信州ワシタカ類渡り調査研究グループ」の会員・中村照男さん(69)=池田町=の説明を受けながら双眼鏡をのぞき、飛来する姿に歓声を上げていた。2年の齋藤美冬さん(7)は「タカが大きな羽を広げてヒューっと飛んでいくのが見えた」と笑顔で話していた。
 中村さんによると、例年多い日には3000羽以上が飛来するといい「今後の天候次第だが、20日前後をピークに多くのタカが飛来する」と見込んでいた。
 白樺峠に通じるスーパー林道は、7月の豪雨災害で奈川側が通行できないため、乗鞍高原側を利用する。

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