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古民家活用、専門家が助言 生坂の一星亭を観光庁などが視察

一星亭を視察する観光庁職員ら
 政府の内閣官房や観光庁などで構成する「歴史的資源を活用した観光まちづくり官民連携推進チーム(タスクフォース)」のメンバーが15日、生坂村の国登録有形文化財・旧平林家住宅(一星亭)を視察した。一星亭の活用法を探る村の依頼で実施され、古民家再生の専門家らが文化財活用で大切にするべき視点や具体的な活用事例を助言した。
 一星亭は、近世に庄屋を務めた平林家の屋敷で、村出身の法学者・加藤正治(1871~1952)の生家としても知られる。かつて盛んだった生坂タバコの生産の歴史を伝える建物でもあり、専門家らが、タバコの乾燥などが行われた主屋2階の作業部屋、土蔵などを見学した。  見学後は、藤澤泰彦村長や樋口雄一教育長、村民有志でつくる「加藤正治顕彰会」の会員と意見交換した。チーム専門家会議の一員の金野幸雄さんは「文化財活用を通じ、どんな人の流れをつくりたいかビジョンを明確にすることが大切。単体としてだけでなく、郷土の資源と合わせて面的な活用を進めることが効果的」と助言した。地方に眠る古民家を改修した活用事例として、カフェやレストランと宿泊施設を合わせた複合活用、ワーキングスペースとしての活用などが紹介された。

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