教育・子育て

塩尻市 保育園入園 電子申請好調 97%が利用 児童クラブにも拡大へ

来春の入園手続きを説明するチラシ。24時間対応の電子申請の利用も呼び掛けている

 塩尻市が昨年秋に本格導入した、保育園や認定こども園(保育園部分)の入園手続きの電子申請が好調だ。今年4月の入園分の申請1850件のうち、97%の1789件が電子申請で行われた。開園時間内に保育園を訪れて申請書類を提出する手間が省け、24時間対応できることが支持の要因とみられる。電子申請は、児童クラブの利用手続きにも拡大する方針だ。

 開会中の市議会9月定例会の一般質問で明らかにした。
 職員の業務効率化・省力化や住民の利便性向上のため、平成30(2018)年度に総務省の保育業務改革プロジェクト事業として1591万円かけて実証実験を行い、昨年度に電子申請と「RPA」(事務作業の自動化)のシステム運用を本格化した。
 市によると、入園手続きの電子申請は市の業務「時間外」が7割を占め、多くが午後8時~深夜の時間帯に行われた。24時間申請可能となり、高砂進一郎企画政策部長は「行政サービスに対する満足度が当初の期待を大きく上回った」とした。入園決定通知も例年だと2月上旬~3月に順次発送されるが、今年は1月下旬には発送が完了した。職員の手作業から電子申請への変更で業務時間は2000時間(67・6%)、業務期間は3・5カ月が2・5カ月にそれぞれ削減された。
 コロナ禍で本年度の入園説明会を開催するのは私立保育園1園のみで、入園のしおりや電子申請は10月1日に市ホームページで公開し1カ月間の受け付けが始まる。児童館の放課後児童クラブなどへの利用登録も11月には市広報で募集案内したい考えだ。本年度予算にはRPA関連経費322万円を計上している。
 電子申請ができない場合は引き続き申請用紙でも受け付ける。市こども課の花岡昇課長は「コロナもあり、いや応なくデジタル化が求められている。申請者の要望に合わせて対応していく」と話した。

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