地域の話題

新規就農者、生坂で奮闘 丹精したブドウの出荷に精出す

ブドウ作りに打ち込む組合の生産者たち

 生坂村大日向区のほ場約5ヘクタールを拠点とする「大日向葡萄生産者組合」の農家の人たちが、最盛期を迎えた特産のブドウの出荷に励んでいる。村農業公社が実施する農業研修で3年間栽培技術を学び、独立した新規就農者でつくる団体だ。今年、組合としての活動を本格化させた。丹精したブドウを市場に出す緊張感や責任感を感じながら打ち込んでいる。

 昨年度に独立し大日向区で1軒目のブドウ農家になった花房篤さん(37)、今年4月に独立した中山雅博さん(38)、松本大英さん(56)、10月に独立予定の星野卓さん(43)がメンバーだ。会社員、システムエンジニア、レコーディングエンジニアなど経歴はさまざまで、県内外から移住してきた。
 各自約1ヘクタールの畑でブドウ園を営み、ナガノパープル、巨峰、シャインマスカットなどを栽培する。道の駅いくさかの郷の直売所への出荷や注文販売を行い、今季は10月中旬まで出荷が続く予定だ。
 元レコーディングエンジニアの松本さんは「農を志したかぎり自分の納得のいくものを作りたい」と意気込む。祖父が村出身という縁があり、大日向のほ場に興味を持った中山さんは「研修中とは違った責任感がある。将来的に収量も安定させ、大日向産ブドウをPRできたら」と話す。
 大日向区では平成28(2016)年度に県営事業でほ場整備が行われた。組合長を務める花房さんは「同じようなスタートラインから始めた仲間。1人1人がしっかり房作りをし、ほ場の環境整備も進めていけたら」と話している。