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総菜や日用品の配達強化 安曇野の3店が協力 販路拡大へ

 安曇野市内の飲食、宿泊、小売の3店がタッグを組み、日用品や総菜の配達、洗濯代行をする新サービス「安曇野de(で)ベンリー」を始めた。新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げが激減している中、3社が力を合わせて既存の配達事業を強化することで、交通手段のないお年寄りや介護に追われ外出がままならない人たちの利便性を向上させながら、販路拡大につなげる。

 穂高有明のそば店「ままそば」と穂高の民宿・そば店「ごほーでん」、穂高北穂高のスーパー「デリプラスデリ(通称デリデリ)」が参加する。あえて生鮮食品は扱わず、デリデリの一番の強みである豊富な種類の弁当や総菜の配達に力を入れる。食品アレルギーの問題からこれまでは取り扱いが少なかったそばについても、専門店2店が参加する強味を生かして店で食べるような高品質な味を提供する計画だ。自宅にいながら、しょうゆや洗剤など重くて持ち運びが大変な日用品とともに食事を受け取れるのが新サービスの一番の強味となっている。
 洗濯代行はデリデリが運営するコインランドリーを活用する。5キロのネットに洗濯物を入れ自宅に取りに来た係に渡せば、きちんと畳まれて戻ってくる。
 注文にはインターネットとファクスを活用するため24時間受け付けられるほか、感染症が心配で外出できないという人にも対応できる。代表の辻谷洋一さん(43)=穂高=は「洗濯代行では必ず2回訪問するため、高齢、介護世帯の人たちの安否確認もできる」とメリットを話す。
 まずは市内の穂高、明科地域と池田町、松川村、生坂村でサービスを始め、徐々に範囲を広げていく。事業を始めるにあたり、県の「飲食・サービス業等新型コロナウイルス対策応援補助金」300万円を活用し、専用車両を購入したりホームページを作成したりして準備を整えた。辻谷さんは「食卓や生活に便利を届けたい」と張り切っている。
 注文はホームページ(https://www.azumino-benri.com/)かファクス(0263・82・7819)で。問い合わせは安曇野deベンリー(電話0263・82・3009、デリデリ内)へ。