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木曽ペインティングス来年11月に延期 今年は縮小開催

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、11月に開催が延期されていた芸術祭「木曽ペインティングス」が、来年11月に再延期されることがこのほど決まった。今年は代替イベントとして規模を縮小し、木曽地域在住アーティストのみによる企画展示を11月に木祖村内8会場で開催する。

 企画展示は、木祖村薮原在住の郷土史家で、小学校の教諭として子供たちを教えながら、郡内各地の文化や民俗を記録に残してきた写真家でもある澤頭修自さん(87)と作家たちがコラボする。「澤頭修自meetsアート『村のオハナシ』」と銘打ち、11月7日から22日までの日程で開く。各作家が澤頭さんの写真や文章を選び、澤頭さんが見つめてきた木曽にアプローチする趣向だ。
 薮原と小木曽の古民家・空き家などが会場となり、期間中は澤頭さんのトークショーも予定する。このほか、村民にスポットを当てるプロジェクト「木祖村スタア誕生」で制作したミュージックビデオ(MV)の上映会などもある。
 県外在住の作家は作品設置のみとし、住民との交流は行わない。芸術祭の実行委員会は「活動や発表の機会を失ったアーティストを応援する展示ともなる」と鑑賞を呼び掛けている。
 芸術祭は毎年6月に開催され、今年で4回目となる予定だった。「千年のすみか」と題した今年は、会場となる空き家が昨年の5軒から11軒に増え、参加アーティストも過去最多を見込んでいた。