地域の話題

携帯メールで安否確認 寿竹渕町会の防災会

  松本市寿竹渕町会の防災会(会長・河西邦雄町会長)は本年度、災害時に備えて、携帯電話のメールで住民の安否を確認する体制を整えた。他町会と比べて住民が多いため、情報伝達の効率化によって迅速な救助活動につなげる。

 登録は任意で、町会内の約640戸のうち、約300戸の約430人が登録している。メールシステムを導入して昨年度から行事予定などを配信しており、さらに発信元の町会と住民がやり取りできるよう、インターネットに詳しい役員が改良した。
 6日は防災訓練で安否確認の訓練をした。役員が竹渕公民館に集まり、午前8時に地震による被害発生を有線放送とメールで発信した。登録者には「避難場所」「安否」「救助支援が必要かどうか」をメール画面の選択肢から選んでもらい、常会や班ごとに集計した。開始1時間で約200人から回答があった。登録者以外には、玄関先に無事を知らせる黄色いタオルを掲げてもらった。
 同町会には約2000人が住み、近くには牛伏川が流れて浸水想定区域となっている。町会所有の有線放送設備は老朽化し、聞こえる範囲も限られることからメールシステムを構築した。
 新型コロナウイルス感染防止のために避難先が分散することを踏まえ、安否確認を確実に行う目的もある。河西会長は「救助が必要な人を素早く発見し、住民同士で助け合う体制をつくっていきたい」と話していた。