地域の話題

木祖村社協が「3密」避けて出張サロン

3密を避けながら体操を楽しむ住民

 新型コロナウイルス禍での「集いの場」のあり方を模索しようと、木祖村社会福祉協議会はこのほど、自治会単位の少人数で軽い体操などに取り組む「出張サロン」を1カ月かけて実施した。「3密」を避けながら村内22会場で開いたところ「開催を待っていた」とする反応があった一方で「集まってよいものか悩んでいる」との声も聞かれたという。同社協は「さまざまな反応を、コロナ禍で希薄になりつつある地域のつながりの再生に生かしたい」と前を向く。

 感染症の影響で、住民が主体となる「いきいきサロン」をはじめとした活動の場が休止を余儀なくされている中、「地域の絆を断ってはいけない」と企画した。8月3日から9月上旬にかけて開いた。
 8月28日は小木曽の15区公会所で開き、6人が参加した。社協のスタッフの手ほどきで、村に昨年誕生した健康体操「笑顔あふれたい!そう(体操)」に取り組んだ。参加者には、体温や体調を記入した問診票を持参してもらった。
 間隔を空けて椅子に座り、くつろぎながら1時間ほど体操を楽しんだ。地元の柳沢ナツ子さん(88)は「皆で顔を合わせることができるのはうれしいこと」と喜んでいた。
 住民の声を、コロナ禍での社協の役割を考える材料にもつなげたい考えだ。担当者は「いろいろな声を聞くことができた。地域のつながりの維持に向け、新しい生活様式の中での取り組みを模索していきたい」と話している。