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林業技術真剣に習得 塩尻市森林公社の研修実践編スタート

 塩尻市森林公社は5日、林業技術や知識を伝える「しおじり森林塾」の一環で、より高度な内容を教える「実践編」を、北小野財産区の管理する山林で初めて開いた。日ごろ草刈りや山林整備などを担っている財産区森林委員約10人が参加し、長さのある伐採木の搬出方法などを学んだ。

 参加者は公社職員に教わり、ロープで伐採木を林道近くに引き出したり、斜面を引き上げたりする機材の操作などを学んだ。
 財産区は、林業再生の拠点として同市片丘で10月竣工予定の、信州Fパワープロジェクトの木質バイオマス発電所向けに、燃料用の伐採木を公社を介して供給する方針だ。公社によると、木質バイオマス発電所向けには伐採木を長さ1・2メートル以上の状態で供給しなければならないが、森林委員たちは現在、主にまき用として長さ約45センチにカット・搬出する作業を行っている。そのため人力での木材搬出作業が中心となっているが、今後は長く重量がある伐採木の取り扱いに向けて必要機材の操作に習熟する必要があり、今回の研修に参加した。
 財産区の小口誠治森林委員長は「これまであまり使う機会がなかった機材の扱い方を学べ、今後に生かせそうだ」と話していた。
 しおじり森林塾は毎年、林業初心者向けの「基礎編」を開いており、林業の多様な担い手育成を念頭に実践編を企画した。実践編は来年度以降も継続する方針で、北小野財産区以外でも、市内のほかの林業団体などからも要望があれば開催するという。