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日義・宮ノ越で御旅所祭 コロナで簡素化 榊が地区巡る

宮ノ越地区をくまなく巡った御旅所祭(旭町生活改善センター)

 木曽町日義の宮ノ越地区で5日、御旅所祭があった。神が降りる依り代の神籬が地区内をくまなく巡り、新型コロナウイルス退散と住民の健康を願った。同地区にある南宮神社の例祭が感染拡大防止のため中止になったことを受け、神職と神社総代のみで執り行った手作りの祭事だった。

 例祭では、神楽や祝い歌が響く中を神社神輿や長持ちが練り歩く。今年は「3密」を避けるために簡素化し、神輿の代わりの依り代とした榊を手にした越取寛昭宮司(44)ら10人余りが地域を歩いて巡った。例年、巡行の途中で神輿が休憩する御旅所は5カ所だが、今年は地区内の集会所11カ所を回った。
 巡行は丸一日掛かった。越取宮司は「里山を巡行するという祭りの原点に立ち返った。伝統の積み重ねがなければできなかった祭事。来年は再び伝統芸能などが楽しめる祭りとなってほしい」と感染症の収束を願っていた。