連載・特集

2020.9.17みすず野

 安倍晋三政権では、ずっと官房長官でありながら、経済政策の策定にも関わってきたという。アベノミクスの継承を唱えるのは、当たり前と言えば当たり前だが、部分的にも見直す考えはないのかと思う◆アベノミクスの骨格の一つだった大規模金融緩和についても、「日銀との関係は同じように進める」と言うから、菅義偉新首相の経済政策は、これまでと変わらず、差し詰め「スガノミクス」だ。安倍政権の"負の遺産"の最たるものは、膨大な借金を積み重ねてしまったことにあるが、もう一つ、規制緩和に踏み込めず、経済の成長軌道を描けなかった点にある、とされる◆さまざまな規制緩和によって、民間の力を引き出すことが出来なかった。菅さんは自民党総裁選の公開討論会(日本記者クラブ主催)で、目指す国家像について「自助、共助、公助、そして絆 規制改革」とボードに書いて掲げた。規制改革を行い、コロナ禍を乗り越え、「戦後最悪のマイナス成長」を一日も早く食い止めねばならない◆もともと地方の人。また官僚出身でも世襲議員でもない。地方への温かいまなざしで、再生への方策も打ち出してほしい。

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