連載・特集

2020.9.16 みすず野

 景観や文化に磨きをかけて、各地方都市がならではの魅力を競い合う時代となった。「ああ、ここはいい街だ」と市民も観光で訪れた人も感じられる街並み。歴史遺産があり、さまざまな店が並び、歩いて楽しい通り。松本市はどうだろう◆いまさら言うまでもないが国宝松本城、旧制松本高等学校校舎など、歴史遺産は点在し、店も開いているが、歩いて楽しい通りという観点だと、一部に限られる。歴史遺産を生かした街並み整備は、これからの大きな課題と言える。そんななか、民間の都市戦略研究所(東京)による「都市力」ランキングが先日発表され、松本市は全国109都市中、10位(前年と同じ)に入った◆文化のみならず、経済、生活、交通、環境等も含めての総合順位で、環境に限ると1位の評価を得た。自然環境に恵まれ、最も住みやすい都市であるということ。ならば、もっと宣伝し、移住者を増やしたい。研究開発や交通の分野の評価は低く、臥雲義尚市長も「(弱い部分に)重点的に取り組みたい」と述べている◆コロナ後に対応した戦略も求められる。古き良きものと新しきものが、上手に融合した都市づくり。

連載・特集

もっと見る