連載・特集

2020.9.15 みすず野

 名字の「菅」は「かん」ではなく「すが」、名前の「義偉」は「よしひで」と読む。安倍晋三内閣の官房長官をずっと務め、スポークスマンでもあったので、顔を知らない人はまずいないが、名前まですらっと出る人は少ないのでは◆若者には、新元号の令和を発表した「令和おじさん」で通り、ネット上の愛称は「ガースー」だそうだ。自民党新総裁に選ばれた菅義偉さん。明日には新首相の座に就く。秋田県の農家の長男に生まれたが、高校卒業後上京、段ボール工場で2年働き、「授業料が最も安かった」との理由で、法大法学部を選んで進学した。横浜市議を経て24年前に衆院選初当選、志を果たした◆したがって2世3世議員ではなく、庶民の暮らしを知る人、苦労人だろう。平成研究会(現竹下派)や宏池会(現岸田派)を経て、11年前からは無派閥。自民党総裁選と言えば派閥が幅を利かせるなか、小派閥からの選出は珍しいし、まして無派閥は異例。菅さんの党運営は、誰を幹事長に据えるかにかかっている◆国民にとっては、経済政策やコロナ対策などのほうが大事である。アベノミクスの継続・強化で本当にいいのか。

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