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空き家の利活用学ぶ 安曇野市が講演会

 安曇野市は29日、空き家の発生防止や利活用を考える講演会を市役所本庁舎で開いた。司法書士や建築士が、相続で新たな空き家を生まないための遺言の書き方や空き家の管理・利活用の方法について解説し、市民約30人が耳を傾けた。
 司法書士の大出繁さん=松本市=は「空き家が発生する原因のうち、おおむね半数が相続を起因としている」とした上で、遺言書が作成されているのは相続全体の約1割という推測を披露した。「実際に遺言書があれば空き家は発生しなかったのに、という事案もある」とし、遺言を書く際の注意点などを説明した。  市が平成30(2018)年度に行った調査では、市内に少なくとも1143戸の空き家が確認された。市は空き家対策を重点施策に掲げ、4月に空き家対策室を新設した。講演会は昨年度に明科・穂高両地域で開き、今回の豊科地域が3回目となった。新型コロナウイルス感染症の状況を見つつ、本年度は三郷地域での開催も計画している。  宮澤宗弘市長は「放置され、所有者が判然としない空き家もある。空き家対策室を設置して相談窓口があるので、悩み事があれば気楽に相談いただきたい」と呼び掛けていた。

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