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エクセラン高の朝場さん 国際美術展で油彩画が知事賞

 エクセラン高校美術科3年生の朝場江里さん(17)がこのほど、高校生を対象とする全国規模の公募展「第21回高校生国際美術展」(NPO法人世界芸術文化振興協会主催)で、上位入賞となる県知事賞を受けた。賞を狙うよりも表現したいものを優先して制作した油彩画「我々は宇宙服を身に纏う」が評価され、驚きつつも「認められたことはうれしい」と喜んでいる。

 今展は、美術の部で平面と立体を合わせて950点の応募があり、うち151点が入選した。同列の最高賞3賞に次ぐ知事賞は10人が受賞し、入選作品は都内で海外の賛助作品とともに展示された。
 朝場さんは下宿生のため学校が唯一の制作の場で、春からの休校により長期間絵が描けなかったという。学校生活の再開間もない5月中旬に友人に誘われて応募を決め、制作用の作業着とさまざまな自画像をモチーフに締め切りまでの2週間ほどで縦約120センチ、横約90センチの作品を仕上げた。
 久しぶりの創作活動で得た、コロナ禍の圧迫された世界から宇宙に飛び出すような感覚を作品に重ねたという。あえて説明的な描き方はせず、休校中に見ていた19世紀末のウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトの作品に影響を受けた自画像による装飾的な表現を重視した。
 美術大学への進学を目指す朝場さんは、作品に込めた意味を必死に伝えようとしていた自分から一歩を踏み出せたと手応えを感じ、「その人の見方で世界が広げられるような絵を作っていきたい」と意欲をみなぎらせている。