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あずみの里死亡事故裁判 准看護師の無罪確定

 安曇野市の特別養護老人ホーム「あずみの里」で平成25(2013)年に利用者の女性=当時(85)=がおやつのドーナツを食べた後に死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた准看護師・山口けさえ被告(60)に逆転無罪を言い渡した東京高裁の判決について、東京高検は上告期限の11日、最高裁に上告しないと発表した。山口被告の無罪が確定する。

 東京高検の久木元伸次席検事は「判決内容を十分に検討したが、適法な上告理由が見いだせなかった」とのコメントを出した。
 山口被告は25年12月に勤務先のあずみの里の食堂で、おやつがゼリー状のものに変更されていた利用者の女性に誤ってドーナツを提供し、翌年1月に低酸素脳症で死亡させたとして在宅起訴された。一審の地裁松本支部は判決で罰金20万円の有罪を言い渡したが、二審の高裁判決は、おやつの形態変更を確認していなかったことが職務上の義務に反するとは言えないなどとして過失を認めず、逆転無罪としていた。
 被告の弁護団と支援団体は12日、松本市内で記者会見を開く。