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筑北の移動販売車2台体制に 買い物支援の充実図る

移動スーパーで買い物をする地域の人たち

 筑北村商工会は、筑北地域で週4日運行している移動スーパーの車両を2台体制にし、買い物支援の充実を図っている。運行を始めた平成25(2013)年から1台体制だったが、山間の小さな集落まで運行し、地域のニーズに沿ってより柔軟に巡回できるよう、1台目より小型の軽車両を導入した。今春以降は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛や感染予防のために利用する人が増えている。

 2台目は荷台部分に冷蔵ケースや商品棚を備えた軽トラックで、1台目にはなかった冷凍庫を入れた。現在、1台目と一緒に火~金曜に地域を巡回し、単独で回るルートを開拓中だ。集落ごと、集会所や村営バスの停留所前などに停車して販売を行い、希望に応じ、個人宅前でも販売をする。
 村商工会は「困っている人が孤立してしまわないよう支えたい。希望や情報があれば気軽に寄せてほしい」と呼び掛ける。県の地域発元気づくり支援金を活用し昨年度末に購入した。
 新型コロナ拡大の影響で、外出を控える動きが続き、利用者の中には毎週のように様子を見に来てくれていた家族が来られなくなり、買い物回数が減ったという声もあるという。坂井地区の大野田バス停前では毎週、80~90代の1人暮らしの女性らが買い物を楽しむ。スーパーには、商工会員の事業所から仕入れた生鮮食品、野菜、菓子、生活雑貨など200種以上の商品がそろう。1人暮らしの90代の女性は「自宅に近い場所まで来てくれて助かる。ご近所にいる、いつもの顔に会えることもうれしい」と話していた。
 買い物支援に加え、地域の高齢者の見守りや地元商工業の活性化も目指した事業で、「おたがいさまネットワーク」の愛称で親しまれている。問い合わせは村商工会(電話0263・66・2444)へ。

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