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「山の日」笑顔で自然満喫

多くの観光客がいた河童橋。「山の日」としては少ないようだった

 国民の祝日「山の日」の10日、松本市安曇の山岳景勝地・上高地には多くの観光客や登山者が訪れた。だが、全国的に新型コロナウイルスの感染者が再び増加する中、来訪者は例年よりも少なかったようだ。山の日の催し「四方山祭り」(市など主催)は規模を縮小し、音楽祭も中止となり、やや寂しい祝日となった。

河童橋周辺では大勢の人が穂高連峰や梓川を背景に記念写真を撮っていた。ただ、上高地へ向かうシャトルバスを乗り換える沢渡では、正午でも「空車」となっている有料駐車場があった。タクシー運転手らは「山の日にしてはかなりお客さんが少ないね」と話していた。
 登山者の行動も様変わりしているようだ。関東から訪れ、奥穂高岳に登った佐藤明美さん(50)は「すれ違う時の『こんにちは』というあいさつがなくなった。(飛沫防止で)おじぎするくらい。寂しかった」と語った。
 四方山祭り関連としては上高地インフォメーションセンターなどで16日までパネル展を行っており、関係機関が自然保護や砂防の取り組みを紹介している。
 交通拠点の沢渡ナショナルパークゲートは漫画入りのガイドブック「上高地案内ブック」を来館記念として配り始めた。漫画家でエッセイストの鈴木ともこさんが書き下ろした冊子の改訂版で、1000部を用意した。なくなり次第終了となる。

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