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力の限りぶつかり稽古 木曽で高校相撲部が合同練習

後輩たちの前で気迫のこもった稽古を繰り広げる3年生

 木曽町の町民相撲場で9日、県内に2校ある高校相撲部の「合同練習会」があった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って主要な大会が相次ぎ中止となり、全国高校総合体育大会(インターハイ)の代替大会も開催されなかった3年生の「引退の花道」を設けようと、両校の指導者が企画した。後輩や保護者らが見守る中、3年生は気迫あふれる稽古を繰り広げ、3年間の高校相撲を締めくくった。

 木曽青峰(木曽町、植原健監督)と更級農業(長野市、尾羽林英樹監督)の選手15人が相まみえた。四股やすり足でみっちりと汗を流した後、中・軽量級と重量級に分かれて練習試合も行い、相撲場は掛け声と汗で熱気に包まれていた。
 青峰相撲部は、6月下旬に学校の土俵で稽古ができるようになったが、感染対策で「ぶつかり稽古」ができるようになったのは、つい最近だった。試合後、小川翼主将(17)は「大好きな相撲を取ることができない日々は苦しかった」と率直な思いを吐露し「今日の練習会では全力を出し切った。後輩へ『来年も頑張れ』の思いも込めた」と胸を張った。
 植原監督は「お互いに手を抜くことなく全力でぶつかり合った」と選手たちをたたえた。その上で「3年生はコロナ禍でも腐らずにリーダーシップを発揮した。1、2年生は先輩たちのつらさをくみとり、思いやることができていた」とうなずいていた。

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