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高瀬中生徒が思い出の絵本紹介 町図書館にエピソード添え展示

絵本が並ぶ企画展コーナーでおすすめ本を持つ見田君

 池田町の高瀬中学校生徒会図書委員会と町図書館が連携して、初めての企画「私の思い出の絵本展」を館内で開いている。生徒らが選んだ絵本23冊に思い出のエピソードを添えて並べている。新型コロナウイルスの影響で例年共同で行っていたイベントが中止となったことから、生徒たちが新しい方法を考えた。

 図書委員1~3年生21人と顧問3人がそれぞれに一番気に入っている絵本を選んだ。手書きのエピソードには、あらすじや選んだ理由を書いた。「おばあちゃんがよく読んでくれた」「つらかった時に母からもらった」などと思い出をつづる生徒もいた。
 図書委員長の見田雄亮君(14)=3年=は『かばんうりのガラゴ』を推薦した。保育園に通っていたころに買ってもらい、「今も大切に持っていて、たまに読んでいる。個性的な登場人物や背景の絵に注目して楽しんでほしい」と話す。
 例年は高瀬中の夏休み期間を利用し、図書委員が館内で読み聞かせボランティアをしている。本年度は感染拡大防止のために中止となったが、生徒たちが「本を通して役に立ちたい」と希望し、代わりの企画を司書や教諭と考えた。
 学校司書・小笠原さおりさんは「中学生は幼稚園や小学校で読んだ絵本の記憶が鮮明にある。心がこもったエピソードも読んでほしい」と呼び掛ける。
 共同で長年、町民の読書推進や交流の機会としてイベントを行っている。町図書館司書・小野理香子さんは「大半が貸し出し可能なので、ぜひ手に取って新しい世界に出合う機会にしてほしい」と話している。

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